読んだら必ず観たくなる

メインビジュアルに赤い太い線がある。

この線は超えてはいけない線。

法の番人であるならば、なお超えることは許されない。

法を無視して個人的な感情で人間に裁きを下していいのなら、これは混沌極まりないから。

 

本作と同じ検事役としてドラマ『HERO』では真実を追い求めその真実を元に平等な判断を下し続けてきたはずの木村拓哉が今回はその線を越えるか越えないか?という瀬戸際に立たされる本作『検察側の罪人』は法にのっとり、法に守られる生活を送る私たちにとって心乱れる1本。

キムタクは高校時代に幼馴染を殺されており、その事件は迷宮入りし時効を迎えたという辛い過去がある。

数年経ち検事になった今、ある殺人事件が発生しその容疑者がかつてのあの事件の第一容疑者と同一人物だった…。

冤罪だろうが、何だろうが、何としても被告人を罰したいキムタク!

個人的な感情で暴走するキムタクに立ちはだかるのは、かつての教え子である二宮和也!

豪華二大スター対決!

かつての教官キムタクの意志を継ぐつもりで頑張ってきたニノだったが、キムタクの暴走を見てなんともはがゆい気持ち…。

だけど、皮肉にも恩師から教わった真実を追い求め真実に従う信念を培ってしまったニノは完全なる板挟み。

劇中で髪をくちゃくちゃにする場面が登場するがそれは葛藤の現れ。

一体、どうなっちゃうの〜???

というのが、本作のメインストーリー。

その中でも特徴的な声の高さを持つニノが被告人を汚い言葉で追い詰める場面は開いた口がふさがらず隣に座る見知らぬお客さんと目が合ってしまいました。

これまた被疑者の口ぽんおじさんがムカつくんですわ。

冤罪なのかな…って思っても、ヤツの振る舞いに本当イライラさせれれる…。

こいつ裁けないのかよ!!!って思った瞬間にメインビジュアルの赤い線を思い出す。

 

「あれ…?今、そのラインの上に立ってる…?」

 

一線を越えた方が社会のためになんのかな…?いやいや!それは違う…!と首を横にしてハッとさせられる。

その宙ぶらりんがなんとも心苦しい…。

ぜひみなさん劇場でその葛藤を味わっていただきたい!

 

ちなみに、個人的には佐津川愛美ちゃんと同じように【予期せぬところで登場した時に思わず感謝してしまう女優】山崎紘菜ちゃんが出てきてグワっとテンション上がりました。

東宝シンデレラオーディション出身で先輩の長澤まさみちゃんの陰に隠れてしまっている感があるんですけど、小慣れてきてしまったまさみちゃんより、TOHOシネマズのCMで頑張ってる紘菜ちゃんの方が俄然応援したくなる!

もっと出て欲しい。

けど、油断してるところに急に出没する紘菜サプライズがたまらなく好きです。

しかも、今回はキムタクの娘。

父との絶妙な距離感、反抗的な態度なんだけど、家族親孝行で高級レストランに両親を連れてってしまうギャップ…これは長澤まさみちゃんじゃ無理なんですね。まさみちゃんは手練れ感がすごいからどんな家族サービスも計算の内に見えてしまう。ここは紘菜ちゃんじゃないと。紘菜ちゃんだから不器用でかわいいんですね。

その他、皮肉にドラマ『HERO』でお馴染みのキャストがメインだったり、トリスハイボールを飲まずしてもシラフで別の意味での一線を越えてくる吉高由里子の乱しっぷりは楽しくてたまりません。

キムタクVSニノを中心として個性豊かな俳優陣の活躍っぷりをぜひご堪能ください。

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