『ミッション:インポッシブル』シリーズ5作品 一気に感想文!8/6公開の最新作『M:I フォール・アウト』に備えよ!

『ミッション:インポッシブル』

1996年 シリーズ第1作

   

今では主人公イーサン・ハント演じるトム・クルーズの命しらずのノースタントやド派手なアクションのイメージが強い本シリーズですが、記念すべき1作目の監督はホラーやサスペンスの名手であるブライアン・デ・パルマ。

ドッカン!ドッカン!やるのは本当に最後だけで、それまでは心理戦がメインとなるミステリー仕立てのスパイ映画になっており、全シリーズに登場する小ネタやセリフがギッシリ詰まった1本。

実は物語の根底に「三角関係」というテーマが隠されています。

しかも、イーサンが恋するのは上司の女…。

本人のセリフでハッキリと語られるわけではありませんが、冒頭のある行為と彼女を見つめる目を見れば一目瞭然。

「あ、イーサン…君は愛してしまったんだね」と。

そう考えてみると、なんとも言えない切なさが残る…。

イーサンは絶対不可能なミッションに挑む時の作戦会議でもニヤついちゃってるし、上司の女好きになっちゃうし…まだこの頃は若輩者だったイーサン・ハントをこの目で確かめよ!

 

 

『ミッション:インポッシブル2』

2000年 シリーズ第2作

今、見直しても明らかに毛色の違う異色な1本。

というのも、前作とは監督が変わりアクション映画の大巨匠ジョン・ウー大先生がお撮りになられた本作。

イーサンがドヤ顔しながら断崖絶壁を登るシーンから映画スタート。彼曰く休暇らしいんだけど、どう見てもオフには見えないよ!

つまり彼にとって休暇とは筋トレ日!こんなやつ強いに決まってるぜ!と大々的に宣言をしている冒頭!

脳みそに筋肉が侵食してしまったイーサンのようにこの映画は実にシンプルで裏切りや心理戦はない!

相棒となる峰不二子ちゃんの色気を駆使しながら盗まれたウイルスを取り返しに行こうぜ!という単純明快でなんとも風通しの良い痛快作なのだ!!!

注目していただきたいのは、この時点でもうトムはノースタントで肉弾戦やバイクチェイスや崖登りをガンガンこなしているということ。スタントマン起用じゃ決して撮れない近距離撮影でトムは暴れまわる。

たしかに、前作のワイヤーや○○メートルの高さに登っただとか飛び降りたとか色んなトムのノースタントがあるが、本作は肉弾戦の量がダントツ!看板にできるような1発でかいインパクトのあるスタントではないが、大量のスタントをこなすトムの凄みがよくわかる。

その肉弾戦も相まって、シリーズの中で一番の男臭さを放ちまくり!

タイムリミットが迫り、早くラスボスを倒さなくてはいけないのに、持っていたナイフを捨ててあえて殴り合いで決着をつけようとするというイーサンの男気がかいま見える1本だ!

 

 

『ミッション:インポッシブル3』

2006年 シリーズ第3作

ドラマ畑からやってきたJJエイブラムス監督だけあって、冒頭からいつもと違う。

あえて、物語の最も暗いクライマックスから始めることで観客の気持ちは一気に落とされ、いくら作中でミッションに成功しても「ああ…このあとには…もう…」と不安がよぎってしょうがない。

物語の行く末を気にならせることで観客の集中力を高めるという連続ドラマらしい演出方法!

前作に皆無だったスパイ映画らしさも取り戻し、これ以降のシリーズで多様されるマイケル・ジッアーノのスパイ映画らしいサントラも胸高鳴る!

この時、イーサンはまさかの結婚し引退。教官という立場で一線から退いているが、テロリストに捕まった自分の教え子を救うため現場に復帰。その過程でラビット・フットという名を知り、争奪戦に巻き込まれて行く。

「家庭と仕事の両立」がテーマになっており、シリーズの中で1番感情的になっているイーサンが見れるというのもポイント。

また、今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンがラスボスを演じており、冷酷な顔面演技は怖い怖い…。

このホフマン演じるラスボス自身に肉体的な力があるわけでなく裏で糸を引く黒幕スタンスや、不気味な存在感、脱走するシークエンス、愛する人を標的にし心を揺さぶる言動を見ていると、のちの『ダークナイト』のジョーカーに影響を与えているのでは?と思える節もあり。

そして、何と言っても驚きはラストの香港場面でのトム・クルーズの足の速さ!速すぎて引く!

 

 

『ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル』

2011年 シリーズ第4作

『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』でお馴染みアニメ映画出身のブラッド・バード監督によるアクションと心理戦のバランスが見事にとれた快作で、劇場で「あっ!!!」と声を出してしまったほどのドキドキワクワクを未だによく覚えています。

笑える秘密道具が満載だし、アクションもドカンドカンやらずにちょうどよく、ラストの立体駐車場の上下左右の動きを活かした名アクションは必見!

前作でちょい役だったサイモン・ペックのおかげもあって軽やかに朗らか。

そして、前作で描いていたイーサンの幸せの絶頂を観ていると…グサリとくる行間があり「ああ。前回から今回の間でそんなことが……」といたたまれない気持ちに。

「あのビルならどこから登って、どこから飛び落りるかな〜?」と普段から考えてしまうという完全にイかれてしまったトム・クルーズの無茶ノースタントが炸裂!世界で1番高いドバイのビルを登ったり、落ちたり、跳んだりしていて最高です。

このバランスがこれ以降のシリーズを支える基盤になる重要な1本です。

 

 

『ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション』

2015年 シリーズ第5作

トムとの相性も良く、わりかしクラシックな作品が多いクリストファー・マッカリー監督が登板。イーサン・ハントが1人でスーパーマンのように暴れまわり敵を倒すだけではなく、ちゃ〜んとチームとしてケリをつける痛快な団体芸が炸裂!

冒頭から「おい!もうやんのかい!」とツッコミたくなるお約束のノースタントから始まったかと思いきや、敵の無茶苦茶ムカつく敵のやり口でイーサンが捕まってしまうというテンポの良い出だし。

1作目同様考えが読めない謎の女性キャラが登場しイーサンを翻弄するし、サイモン・ペックは前より大活躍。もうイーサンの右腕と化しており、2人のやりとりも軽妙で笑えて仕方ない!

しかも、毎度お馴染みの「絶対絶命的な状況」が今回はマックスまでぶち上がり、イーサンの所属するIMFはこれまでのイーサンの無茶が積み重なり解体されてしまう!

たった一人で暗躍するイーサンと彼を信頼するメンバーたちが集い、CIAと犯罪組織の板挟みになりながら戦うという構図もヒヤヒヤもの!

シリーズお馴染みの楽しいバカガジェットは少なめで爆発も皆無。ある意味シリーズ内で1番本来のMIシリーズらしい原点回帰的な渋くてお上品な1本。

 

本作の評価がかなり高かったこともあり、次作である『ミッション・インポッシブル / フォール・アウト』(8/6公開!)ではシリーズ初の監督続投!

最新作ではこのローグ・ネイションの登場人物も多数続投しているという初めて尽くしでもあるし、トムのシリーズ1のノースタントがここでも炸裂!

もし、8月公開の最新作を観ようとしてる方がいるのなら、このローグ・ネイションだけでも観ておいた方が数倍楽しめるはず!

 

以上!長々と失礼しました!

 

 

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