読んだら必ず観たくなる

1997年に公開された名探偵コナンの記念すべき劇場版第1作目『時計じかけの摩天楼』は怪しいと思っていたヤツが結局犯人だし、その犯人が変装した場面でも「いや、変装できてないよ!あんたあいつだろ!」と思ったことがすべて的中してしまうくらいの可愛らしい出来だった。(disではございません)

だが、今回の22作目に当たる『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』紆余曲折を経た作品のトーンが完全に【大人向け】にシフト。

しょっぱなから毛利小五郎が冤罪で逮捕されてしまい、そこを乗り切るのはコナンくんの推理や無茶なメカではなく【法】という武器で、司法制度や公判前手続きなどまるで社会派法廷ドラマのような物語を前半1時間近く使ってたっぷりと描く。

クライマックスでも国を守る公安警察という組織ゆえに生じる悲劇や闇がドバドバドバ〜っと出てきて胸が痛む展開に。

そんな空気を払拭するかのように、最近のシリーズではすっかりお約束となったコナンくん大アクロバティックシーンが炸裂!

以前は、なんやかんやあって転がっていく観覧車をコナン君が自力で止めたり、なんやかんやあってスカイツリーの高さまでジャンプしたコナン君が展望台にシュートしたり…とアメコミヒーローばりの活躍を見せたが今回も健在。なんやかんやあって多くの民を救う事になります。

もうコナンファンならチラシを見るだけで、映画内で起こる【最悪の事態】を想定できると思うが、今回こんだけのことをやってしまったら次どうするんだ?と。いよいよコナンは宇宙に行く話になるんじゃないかと今からヒヤヒヤもので楽しみ。

このようにアンバランスな作りになっている意欲作だが、コナンお馴染みの【キャラクターの活躍によりアガる】ポイントが要所要所で発揮されるという力技に心の急所を突かれる観客のおかげもあって、現在では興行収入78億を突破し歴代シリーズの記録を更新中というバケモノシリーズに変貌を遂げた。

体は小さくなっても頭脳と集客力は衰えない本シリーズ、来年以降も目が離せません。

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