新作映画『キングスマン ゴールデン・サークル』感想文 〜細かいことは気にするな型 古き良きスパイ映画の第二弾〜

ビニール傘の取っ手で牛乳瓶ひっかけて、ぶん投げ「マナーが人間を作るんだ!」とか言いながら暴れまわる児童。

小学校の時にこの『キングスマン』シリーズがあったらそんな問題児になっていたに違いないわたし。

本作は、近年すっかりシリアス路線へ移行してしまった007シリーズとは真逆に振りきり、ワクワクするガジェット飛び出しまくりの細かいことは気にするな型【古き良きスパイ映画】の新シリーズだ

そんな大味な娯楽の面もありつつ、階級社会の差が激しいイギリスを舞台にすることで、地べたを這いつくばる名もなき主人公の青年が「英国紳士」という上の階級に努力とマナーで這い上がる成長譚にもなっている点が素晴らしい。本作のラストは「え?結局、大丈夫なの?」と思ってしまう突飛な着地だが、前作の「生まれた環境はなく本人の努力で人生は決まる」というテーマのその先を見せてくれていてる。つまり、本作は主人公エグジーのシンデレラストーリーなのだ。その証拠に、副題でもある「ゴールデンサークル」はラストにロマンチックな形で登場し、はぁ〜。そういう意味もあるのか。と頷いてしまう。

前作と比べると、各キャラ描写や敵役の思想、アクションの切れ味など…若干の消化不良はあるものの、現アメリカの某大統領への風刺や調理過程を見せすぎて思わず笑ってしまう人肉バーガーや男共のロマンが詰まった某カメラアングルなど子供には見せられない不謹慎シークエンスはレベルが上がっているから十二分に楽しめることは間違いない。ただし、前作で説明は済ませてるから一切ない。なので予習していないで観ると、これ何?あれ誰?と?マークで頭がいっぱいになっているので前作は必見です。

 

それにしてもカルト監督ジェームズ・ガンがマイケル・ルーカーというおじさんを愛し、映画に多用しまくるようにマシュー・ヴォーン監督もマーク・ストロング大好きかよ!

彼への愛が溢れまくりのシーンがあって、ぐっとくるんだけど…

007に対抗するなら、素敵なおっさんばっかり出してないで、エッチなお姉さん出してよ!

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