映画コラム

異性にフラれた人間のパワーっていうのは凄まじいものがありますね。

そのパワーが長続きするかどうかは置いてといて「見返してやる!」と意気込んだ時の爆発力っていうのはとてつもなくて、それが暴力ではなく何かを創造したり、訓練したりする方にベクトルが向いた時はすごいものができます。こんちくしょう精神。

この映画は、エイミー・アダムス演じるイケイケ芸術家の元にある日、作家である元夫から書き下ろした新作の小説『ノクターナル・アニマルズ』が届く。「君との出会いから着想を得た」というその本を読みながら、その内容の力強さに現夫に浮気されているイケイケ芸術家は心惹かれてしまう。ムラムラしちゃうわけですね。小説の内容と現実の生活、当時の彼との淡い思い出の3つが交互に描かれていくその末に……というのが本作の内容。

チラシには「それは、愛なのか。復習なのか。」と問いありますけども、これはどっちも!でしょ!

元夫はですね、失恋が着火剤になって元妻が夢中になるくらいの本を書き上げてるわけですわ。元妻は自分と重なり合う内容ってこともあって瞳孔開きっぱなしギンギン状態で本を読み進めるんです。うわ、ページめくるの止まんねぇ!寝れねぇよ!!っていう。

これ結果プラスなんですから。いい小説家になることが一番平和的復讐

ちきしょぉ!あの時別れなければ今頃あたしは…って思わせるのは気持ちイイっす。

ざまぁ!ざまぁ!

それでも、愛なんです。つまりは「憎たらしいお前がいたから俺が強くなれたんだ」的なことなんですね。

どんなに憎んでいても、好きは好きだもの!愛であり憎しみ!どっちも!

だから、世間の男は女にフラれたからってだだこねたり、しつこく付け回したりせず寅さんみたく「引き際が肝心よ」とリングから降りて自分の職業に精を出さなければいけませんね。

それにしても、ジェイク・グレンホールの映画にハズレなし。

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