映画コラム

 

今年公開された米制作の『レゴバットマン ザ・ムービー』でも「バットマンは1人の人間として幸せなのか?」という問題提起をコメディタッチで描いており同意の拍手喝采だった上に、ここにきて本作『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』でまたもやバットマンにメスが入った!

 

やはりバットマンはいじられキャラだ!!

 

いろいろあったのはわかるけど、とにかく暗いバットマン。もっと前を向いて生きてもらわないと、決してなくならない悪と戦い続けるの辛いぞ!

 

「幼い時に辛い経験をしたせいで、めんどくさい性格になった

 

本作ではこのたった一行の台詞でバットマンを表現してくれる!気持ちイイ!

こじらせた性格のバットマンはある出来事で正義と悪がわからなくなり(いかにもバットマンらしい悩み)今ではジャスティス・リーグを抜けて、子供向けの教育アニメを1人で作ってる。バットマンがスネて引きこもっているところから本作はスタート。

超人ヒーロー軍団 ジャスティス・リーグの宿敵であるジョーカーご一行はある陰謀のため東京へ!スーパーマンたちは彼らを倒すために乗り込むが、本作は制作費が少ないため超人バトルをしてしまうと資金がなくなり絵もキャラもペラペラに…

 

ジョーカーの狙いはこれだった!無敵のスーパーヒーロー!最大の敵は予算だったのだ!!!

大金をかけてアメコミスーパーヒーロー映画が大量生産されるこの時代に、なんと秀逸な皮肉!

これを許したDC側の懐のデカさ、深さにも関心させられます。

そんなジャスティスリーグが頼ったのが大金持ちのバットマンってわけです。

「彼のお金があれば私たちは戦える!」

作品内では誰も言及していないが、人間的にバットマンを必要とした訳でなくあくまで資金源としてというところも直球すぎて悲しすぎて笑える。

鷹の爪団の軽ノリ世界観に眉間にシワを寄せたお堅いヒーロー軍団が混じることでクレしん映画のような絶妙な緩急が生まれた傑作!

公開前なのであまり語りませんが、ただの作品コラボではなく政治やアニメ界、映画業界自体へのブラックジョークも本質を突く台詞がポロポロ飛び出すからヒヤッとして油断ができないので必見です。

 

新作映画『レゴバットマン ザ・ムービー』感想文 〜暗い。重い。真面目。のバットマンに風穴を開けた傑作!〜

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