映画コラム

 

「こんな女いねーだろ」と鼻で笑いながら、水原希子ちゃんに翻弄されるブッキーを「情けねぇな〜」と完全に他人としてあざ笑って余裕ぶっこいていたら、だんだんこっちの様子もおかしくなってきて気付いたら水原希子演じるあかりちゃんに狂わされているのであります。

べろチューばっかりしてるし、すぐ喘ぐし、服エロ可愛いし、何よりケツがエロい!同じく大根仁監督『モテキ』では長澤まさみのパイオツがリーサル・ウェポンでしたが今回の希子ちゃんはケツだ!!!

よかった!!!今で!!!

中学の時にこれ観てたら股間に悪い!どうにかなっちゃうよ!あぶねぇよ!

いや!!今でさえも股間に悪かったんだから!!

こんな女現実にいなくてもですね、男はみんな共感できる。なぜなら人を好きになるとこんな風になっちゃうでしょ、みんな!不安になるし、イライラするし、ちょっとしたことで大喜びしちゃうし、一喜一憂しちゃう生き物なんですよ!男は!

なので、希子ちゃんだから狂うんではなく、恋したらこうなっちゃうもんな気がします。

ぼく恋愛映画キライなんですけど、それは「会いたい。君に会いたい」っていう欺瞞のオンパレードのパターンが多いから。けど、本作は「会いたい。君に会いたい。てか、ヤリたい」って男の本音をちゃんと足してくるから好き。だってこっちの方がリアルですよね!会いたいの裏には性欲が絶対あるじゃん!好きなんだもん!

 

ここからは、ちょっとネタバレしちゃいますが……

悪い女といえば『ゴーン・ガール』が定番ですが、本作のように「エロくて悪い女」という点ではイーライ・ロスの『ノック・ノック』を起草します。

いい夫であるキアヌ・リーブスがビッチ2人に誘惑されてやっちゃって、とんでもないことになる爆笑サイコ・スリラー。めっちゃエロくなった満島ひかりみたいな女優さんが出てきて誘惑されるというウハウハ映画なんですが、本作と根本は近い。両作どちらも結局、女の正体も目的もよくわからないんですね。

「みんなが思う理想の女を演じただけだよ?」って希子ちゃん言うんですけど、つまり男が求めてる「勝手な理想像」っていうのがあって、それって実に都合がいいもんなんです。思い通りになってほしい。そういう男の幼稚なところをズコン!って突かれた気がしてラブコメなんですけど痛いですね。だからラストのとんでもない展開になったところで希子ちゃんはブッキーに「コオロキさんはもう大丈夫だよ」って言うんですけど、それって自分の都合に合う女性の理想像を追いかけて痛い目にあったから、そこからはもう殻を破れるんだという意味だと思うんです。そういう大人になれない大人たちはラストであんなことになっちゃうんだと…。

つまり、男の欲望とか勝手とかそういう部分にパンチをぶち込む「怖い女」で、それって『ノック・ノック』と根本は同じですね。

そんなことどうでもいいんですけど、とにかくもう男子諸君は大根仁監督のこのエロいプレゼント観て!いや…精神状態によっては観ないほうがいい人もいるから気をつけて!

 

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