新作映画『ジョン・ウィック チャプター2』感想文 〜なんでもかんでも10倍返し!【殺し屋界の半沢直樹】再び現る!〜

 

 

前作で今は亡き愛する妻からもらった愛犬を殺され、愛車をパクられたことを理由に十倍返しで1マフィアをマジで全滅させた殺し屋界の【半沢直樹】ことジョン・ウィック!

どう考えてもやりすぎたプロットが最高で、しかもマトリックスで新たなアクション形態を築いたキアヌが今度はクンフーと銃を合わせた「ガンフーアクション」を新確立し、暴れまくるという渋くて痛快だった前作にようやく続編。

『ジョン・ウィック チャプター2』

今作では殺しの仕事を断ったことによって今度は家を爆破されてしまったジョン・ウィックによる逆ギレ爽快エンターテイメントに仕上がっております。

なにが嬉しいって前作の良いところをブラッシアップ&スケールアップ☝︎してくれているとこ。

 

格好良さだけを描くアクションではなく、確実に効率よく相手を殺すアクションのカタチが渋い!銃をなるべく体に近づけ、反動を抑えつつも狙いは的確に。かつ相手に2発。もしくは最後は必ず頭に弾をぶち込んで、確実に息の根を止める。

そんなスタイルは残されつつも接近戦になると柔道の組手、寝技、立ち技が加わってるから、動きが新しすぎて「おおおおおお!なんだこれ!」と動きの先が読めないわけですね。冒頭では、敵を背負い投げするし、銃を持ったままでの接近戦は完全に寝技の掛け合いとなりつつも銃を乱発!寝技かけながら、近距離でドシュ!ドシュ!ドシュ!こんなん観たことない!

ちなみに一番チャーミングな撃ち合いがありまして、地下鉄の公共の場での遠いところからのチョイ撃ち合い。一般の人がたくさん歩く中でそれらを挟んで、バレないようにぷすん、ぷすん…!っていう最高に可愛い撃ち合い。あそこいいですね〜

殺し屋のルールを活かした世界作りもこの映画の楽しいところ。はい、この建物入ったら殺しはダメですよ〜っていう聖域があったり、殺し屋界の通貨、ガン・ソムリエ、防弾スーツの仕立て屋、電話交換所などなど…。この映画は殺し屋さんたちが行き来する独特な世界をしっかり確立した上でのデティールが楽しいし、この世界でのルールが物語に拍車をかけてくれていますね〜

 

ジョン・ウィックが戦ってるのって、正義とか大義名分があるんじゃなくて、理由は1つ。

 

「おれの邪魔するな。おれの大事なモノを奪うな。やるなら、殺す」

 

っていうシンプルな理由なんですよね。それを理由にブチ切れてる。

普通この【汚いの世界から引退できないやつ映画】の主人公の足掻きってだいたいは非常に非力でみっともなく、すぐに潰されちゃうもんなんですよ。

なんでしょうね、ワガママ言ったらダメだよ。付払えよ。っていう。社会ってそういうもんだからつって、こっちはちょっと凹むんですよね。

反抗するんだけど、グシャん!とすぐやられちゃう主人公。けど、彼はそうはいかないんですね。とことん徹底的にあがきまくるわけですよ!!

「引退させろ!おれの家返せ!!!おら!おらおらおら!」って。

 

普通、映画でそんなこと言ってたら死にますよ!けど、死なない!強いんだもん!

 

そういうところが気持ち良いんです!この映画!

あ。

こんなに足掻いていいんだ!運命に争っていいんだ!おれたちはちっぽけじゃない!ジョンみたく戦うぞ!って。

 

元気もらえるんですよ!彼から!!

 

ジョン!ありがとう!

 

明日から理不尽なアルバイト先に楯突いてやろう!!とか思っちゃうんですよ!

 

本作のラストはその足掻きを本当の意味でスタートさせる終わり方で、ここからどうするのか?というよりどこまでやれるのか?っていう感じで次作にも期待できる。いや、ていうか絶対観る。そんな傑作でございます。

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