読んだら必ず観たくなる

普通だと思ってた男が実は殺人マシーンでした!!!

こんな映画が流行ってますね〜。リーアム兄さんの『96時間』トム・クルーズの『アウトロー』シリーズ。デンゼル・ワシントン『イコライザー』キアヌ・リーヴス『ジョン・ウィック』などなど。それもシリーズ化される破竹の勢い!どの主人公も冷静沈着に相手を颯爽と殺害していく。まるでスティーヴン・セガールがいろんな役者に憑依してるかのようですね!

本作『ザ・コンサルタント』もそこに分類される作品にあたるでしょう。まずは、予告編と感嘆なあらすじを。

 

【解説とあらすじ】

「アルゴ」のベン・アフレックが、凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士を演じたサスペンスアクション。田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフには、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切り、年収10億円を稼ぎ出す命中率100%のスナイパーというもう一つの顔があった。そんなウルフにある日、大企業からの財務調査の依頼が舞い込んだ。ウルフは重大な不正を見つけるが、その依頼はなぜか一方的に打ち切られ、その日からウルフは何者かに命を狙われるようになる。アフレックが主人公ウルフを演じるほか、「マイレージ、マイライフ」のアナ・ケンドリック、「セッション」のJ・K・シモンズらが出演。監督は「ウォーリアー」「ジェーン」などを手がけたギャビン・オコナー。(映画.comより)

 

 

これはですね「普通だと思ってた相手が殺人マシーン」映画ではあったんですが、これがなんとも歪な形をした映画なんですね。

主人公が自閉症という設定。これがただの設定だけで終わらずにガッツリ深く掘り下げて描かれています。主人公が幼い時に入る児童施設の職員の方の考えも劇中で語られます。「自閉症を病気だと決めつけない。我々が彼らの声を聞く力がないのかもしれない。人と違っているだけだ」とこういった考えです。もうこれは現代社会に向けてのメッセージと言えるでしょう。

ただ、筆者はこういった問題テーマを冒頭から突きつけられ、単純なアクション映画としては観れ無くなってしまいました。

自閉症を病気として捉えない。特別な存在なのかもしれない。この考えはわかります。でも、その自閉症の主人公が相手どうあれ片っ端から殺していく姿を見るのはなんとも言えない気持ちに……映画という表現でそんな疑問をぶつけるのは野暮かもしれませんが、普通の人にはない才能というのが「殺人」だったというふうに見えてきてしまうのです。もちろん自閉症と殺人を直接結びつけているような描き方はしていません。主人公の父親は軍人でスパルタで、自閉症であろうと我が子を強く育てるために格闘技を習わせたり、いじめっ子に殴り込みをかけさせにいったりとそういった訓練をさせている。なぜ殺し屋になったのかまでは描かれていませんが、少なくとも殺人の方法は父から受け継いだものだと。…そういったケアはされてるんですが、どうしても結びつけて観てしまいますよね。

つまりテーマとジャンルの噛み合わせが悪くて、気持ち良く見れない。この手のジャンル映画って敵を一瞬で倒す爽快感って絶対条件だと思うんです。だけど、施設や父親からのスパルタ訓練の回想を交えながら事件を解決していく主人公がなんだか辛そうに見えてくる。この回想もなんのきっかけもなく、ただただ思い出されていくだけなのでストーリーテリングのための回想にしか見えず…

こういったテーマがありつつも、主人公の家族問題、ヒロインとの逃避行、裏社会の金、主人公を追う財務省のストーリーが同時に進行し、絡み合うため、終わってみると何を面白がればいいのかわからない印象になってしまったことは否めません。なんだか飲み込みずらい映画に……

アクション自体は良く、伏線の回収なども見ていてるし、ユーモアな部分もあってイイ!派手すぎずなところも好み!だけど……社会問題を扱うようなそぶりを見せつつ、そうでもないというような歯切れ悪いんです。

 

おそらく、これシリーズ化して続編もあると思うので、もう少し全体のバランスを考えた作りを期待いたします…!!

 

低いところから失礼いたしました!

 

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