読んだら必ず観たくなる

低いところから失礼します。

ジャガモンドの斉藤正伸です。

 

さて、今回は『シン・ゴジラ』感想文の②なんですが、前回の①で全く本編に触れることができていません!

急ぎますよ!まずは、①の続きから…筆者が幼いころに夢中になった怪獣映画の魅力とは一体なんなのか…考えてみたので、書きなぐっていきます。

 

①映画的トリック 〜大胆な騙し方〜

 怪獣映画に用いられる特撮って、最も映画的なトリックだと思うんです。

 日本が生み出した特撮映画の巨匠・円谷英二が生み出したのは、ハリウッドが使っていたストップモーションではなく、実際に人が怪獣の着ぐるみを着て撮影するという方法でした。だから、当たり前だけど人間と怪獣は一緒に撮れない。街で暴れる怪獣を撮影し、あたかもそこにいるかのように役者さんが想像力で叫んだり、逃げたりするお芝居を別で撮影する。編集して初めて、あたかも目の前に怪獣がいるかのような見せ方をするわけです。(そういう観点から言えば、新宿TOHOビルで虚構のゴジラと現実の私たちが同じ空間にいるのはとても感動的です)

こんな大胆な騙し方、他にないでしょ!

 これって映像ならではのトリックですよね。一歩間違えたらとんでもなくチープになってます。

 とんでもなく、失礼な言い方をすればこの撮影方法は…とんでもなくバカバカしい。人間が何から逃げてるかと言えば、人が入った着ぐるみなんです。それを知って、観てしまえば冷めてしまう人もいるでしょう。

 実際に、怪獣映画の現場で逃げ惑うシーンを撮るとエキストラの人には笑いが抑えきれない人がいるようです。あんな大人数で走ることなんて滅多にないから楽しくなっちゃうらしい……なんだよ、楽しくなっちゃうって。笑

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 つまり、一歩間違えればそれくらいバカバカしいことを作り手が承知でやっている。

ただ、この「着ぐるみ」によって重量感が演出されるし、人が入ることで怪獣から「意識」を感じとることができるというのも日本が産んだ特撮演出の妙です。

 

②バカにされてた円谷英二

 先述した通り、これをバカバカしいと思ってしまった人にとって怪獣映画は楽しめません。いくら、そこに人間ドラマが描かれていようが、テーマが濃厚だろうが、メインの怪獣を作り物として見てしまえば台無しです。

 ゴジラ第一作の1954年。東宝が世に放ったのが『ゴジラ』と別に黒澤明監督の『七人の侍』でした。

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 撮影時期は同じで、スタジオも裏だったと言います。その時から円谷英二率いる『ゴジラ』制作チームはバカにされていた。しかし、公開と同時に大ヒットし、今に至るまで多くの人々に愛されてきました。

 人間の水爆実験によって目を覚ましたゴジラ。戦時中の空襲を思わせるようなゴジラの上陸。そこから逃げる日本人のリアリティ。そのゴジラを倒すために葛藤する人間の描写……いつの時代に観ても心を打つ名作でした。

 ゴジラシリーズは2作目から敵怪獣との戦いがメインとなり、子供のアイドルとなっていきます。円谷英二は当時、流行っていたプロレスやギャグを取り込んでいきます。それによってゴジラは人間の味方(劇中では名言しないが)のような存在になり、1作目にあったようなメッセージ性は失われていきます。(一部の作品では社会風刺が描かれているが)ただ、このアレンジした作風が長く愛される理由にもなっていると思います。

 

③破壊の神・ゴジラ

 「人間じゃどうにもならない存在」それがゴジラです。ゴジラの前では人間が生み出した文明はいとも簡単に崩れ去っていく。怖いのは街を破壊するゴジラを見て「いいぞ!いいぞ!やれやれー!」と心の中で気持ち良く叫んでいる自分がいることです。ゴジラは全てを破壊してくれます。僕らの中には破壊衝動があり、それをゴジラが代わりに発散してくれる。これもゴジラシリーズ、怪獣映画の醍醐味です。

 

つまり、上記のようなことをまとめるとですね…

 

一部の人が熱狂するロマンが詰まっている。ある意味、カルト的な映画がゴジラであり怪獣映画なんです!

 

 怪獣映画の好きなところを詳しく言ってって言われたら、ゴジラのどこどこの表情がイイとか、ここの放射ビームがカッコイイとか、ここでスライディングしながら炎を打つのが最高!とか…そういうマニアックな話になっちゃう……

 それを語った上で「いや、だって人入ってるからそうとしか見えない!」って言われたら…だよね……ってなっちゃうんですよ!!!(何でちょっとキレてるのかはわかりません)

 すげーオーバーに言うとですね…つまりですね。

変態向けの映画なんっすよ。

『シン・ゴジラ』初日に来てる人たちはみんなそんな感じでしたもん。…これは『ゴジラvsビオランテ』の限定Tシャツを着て走って劇場に向かった筆者も含めてですよ。まぁ、男はたいてい変態なんですが!とにかく萌えるやつは萌えるんです。

それが今までのゴジラ映画なんです!

今までの…です!!!

 

じゃあ、『シン・ゴジラ』はどうだったの??

 

っていうのが、本題なんですが!

……うん。長い!ごめんなさい!

③へ続きます!

 

低いところから失礼しました。

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