必見!新作映画 『死霊館 エンフィールド事件』ネタバレなし感想文 〜今、世界で1番怖い映画を撮る映画監督〜

今回は大好きな監督の作品だからウハウハしております。

低いところから失礼します。ジャガモンド斉藤です。

先に結論から…

 今回、書きなぐる映画……激烈に怖いです!!!筆者は映画館でほんとに悲鳴をあげてしまいました。「うああああ!」って言いながら、マジで逃げそうになりました。いや、ほんとに。椅子の背もたれグーンってなりましたもん!しかも、怖いに加えて面白いんです!本作!しっかりハートフルな内容になってるんす!

 だからね!もういいからとにかく観に行って欲しい!!予告編さえ観てほしくないレベル!絶対に満足できるって保証するので、行ってください!行く人はここから先は読まないで!

 

『死霊館 エンフィールド事件』

解説とあらすじ

実在の心霊研究家ウォーレン夫妻が追った事件を描き、全米で大ヒットを記録したホラー「死霊館」のシリーズ第2作。1977年、イギリス・ロンドン近郊の街エンフィールドで実際に起こり、史上最長期間続いたポルターガイスト現象として知られる「エンフィールド事件」を題材に、英国の4人の子どもとシングルマザーが体験し、ウォーレン夫妻が目撃した怪奇現象を描く。監督は、前作のほか「インシディアス」などのホラー作品や、「ワイルド・スピード SKY MISSION」を手がけたジェームズ・ワン。ベラ・ファーミガ&パトリック・ウィルソンが、前作に続きウォーレン夫妻を演じた。

 

はじめに 〜目に入れても痛くない監督ジェームズ・ワン〜

 筆者がジェームズ・ワンという監督の映画を楽しみにするようになったきっかけは『インシディアス』をDVDで鑑賞してからだ。悪魔に取り憑かれそうになる家族を救うというアメリカのあるある展開であるエクソシスト的は話になっていくのだが、そこに至る前までの怪奇現象、心霊描写がジワジワとくる恐怖があった。

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 自分が一番やすらげる場所である家に「見えない誰か」がいるというのは生理的にキツイ。その描写をワン監督はジワジワと見せてくれる。いきなり心霊本体がワッ!と出て脅かしてくるようなおバカなことは全くしない。椅子が揺れているとかそういった些細なことが少しずつエスカレートしていきラストでは大暴れ。さらに、筆者が猛烈にツボったのはクライマックスに登場する「死の世界」。取り憑かれた息子を救うために父が自ら死の世界に飛び込むのだが、そこからのお化け屋敷感。言い方を選ばないとするとこのチープな世界館が最高だった!!!それまで、心霊自体も映さずクールな表現が多かったのに、ラストの畳み掛けてくるダイナミックさが愛おしい!

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 さらに!そのあとに公開された続編となる『インシディアス2』を劇場で鑑賞した時の衝撃は今だに忘れられない!鑑賞しながら「えーーーーー!」と映画館で唸ってしまった。どうしてそんな風になってしまったかは今度話すとして…とにかくそれ以降、筆者にとってワン監督は「目に入れても痛くない」愛する映画監督として、ひたすら新作を楽しみにしてきた!そんなワン監督の出来立てホヤホヤ最新作である『死霊館 エンフィールド事件』について今回は書き殴る!

 

何がすごいのジェームズ・ワン

 ジェームズ・ワンは「近年で一番怖いホラー映画を撮る監督」だと思いゴリゴリにオススメしています。じゃあ、ワン監督のどこがいいのか。「ここが良いんだよ!!!」ってところを3つにまとめたから書かせて!書かせて!それを通して、本作『死霊館 エンフィールド事件』の魅力を伝えていきたい!!!

 

①テンポで恐怖を煽る名手 〜「嫌だな」と思わせる緩急〜

 ワン監督の映画にグロテスクな描写は皆無だ。血や内臓が飛び出るといったような描写は全くない。もっと心理的・精神的恐怖を狙い撃ちしてくる。その1つが撮影、編集のテンポだ。不快なテンポを生み出すことによって観客に恐怖を煽る。普通は「ポン、ポン、ポン」とくるところを「ポン、ポン……ポン!」とくる。これだと何を言ってるのかわからないと思うから、上記の予告編を見直して欲しい。部屋の中で十字架がクルり、クルり、と回り始めてカメラはそれを回転しながら追いかけ止まる…しばらく経ってから…ジジイがば!っと現れる。

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 人間が驚いたり、不快になるテンポをワン監督は知っている。まったく!やらしい男だよ!テンポの「良さ」を追求してしまうと、人間が心地よいタイミングでの脅かし表現になってしまって気持ちは良いけど、不意をつく恐怖は気持ち悪い。 

 ワン監督の映画にはこの「不快なテンポ」描写があらゆるところに散りばめられている。上記のジジイ登場よりも前は地味な怪奇現象か続くのだが、そこからもう怖い。筆者が怖かったのがオモチャの消防車とテントのシーン。ぐーーーーーーっと引っ張り続けて、ためてためて、ドカン!!っていう。ネタバレしたくないから、こんな言い方になってしまって申し訳ないが、とにかく見てくれればわかる。ワン監督はテンポもうそうだし、緩急の差をうまく使ったのペーっとした引き込み方もうまい。

 

②フレッシュすぎる心霊描写 〜予想ができないから怖すぎる〜

 ワン監督はとにかく心霊描写の新鮮度がハンパなく高い。毎回、彼のアイディアに感動しつつビビらされる。描写に新鮮味がなく、どこか観たことある内容だと観客は楽しめない。アイディアというのはホラー映画にとって生命線だ。ホラー映画は「怖くない」は「つまらない」とイコールで結ばれてしまう。じゃあ、いったいどんなアイデアがあるのか。

本作の前作にあたる『死霊館』の予告編を観てもらいたい。

 

どうですか、皆さん。最後、暗闇からっわ!って出てくると思ったでしょ…!?

違うんですよ、ワン監督は!「手を叩く」ってだけのシンプルすぎるアイデアだけで、こんなに怖いってあります!?ジワジワきますよね。「不快なテンポ」×「フレッシュなアイデア」によって怖いんです!

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③山田洋次ばりに毎回「家族」がテーマ。ハートフルな映画なんです!

 『インシディアス』シリーズも『死霊館』シリーズも悪霊は家に住み着いてるものなので、舞台は家なんです。毎回。てことは、被害者は家族になってくるんですよね。ワン監督はそんな家族を描くことを忘れない。親が子を想う気持ち。子が親を想う気持ち。夫婦間での愛。そこをしっかり描いてくれるから、猛烈に怖いんだけどなんだかハートフル。もうホラー映画界の山田洋次なんですよね。

 今回の『死霊館 エンフィールド事件』は心霊研究家のウォーレン夫妻の絆に焦点を絞りながら、物語が進みます。ラストはホラー映画とは思えないロマンチックなシーンで締めくくられる。観てるこっちが違和感を感じるほどです。ホラーと家族って相性が良い。この家族って小さな子供を抱えた家族なんですが、小さな子供、赤ちゃんがいる家庭って幸せだし、無垢な子供がいることで「生」を感じるんだと思うんです。生命の始まりといいますか。一方、心霊って死んでますから。「死」なわけです。この生と死の対比が映画としてものすごくはえる。正反対のモノだから画になるんです。

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 事実かどうか見極めるのが困難な「怪奇現象の立証」というのも一貫したテーマになっている。被害者家族を救おうとする人たちが現象は本物なのか偽物なのかを討論したりするんです。「立証できないと教会は動かない」という事らしいんですが、これって警察と何の変わりもないですよね。強大な教会は動くことがなかなか難しい。ウォーレン夫妻はどこにも所属してるわけではないいわば自警団みたいな立ち位置。そういった組織図や関係性みたいのも見えてくるのも楽しい。話の本筋もすごく秀逸で、前半で張られていた伏線が最後ですべてつながっていき、真実が浮かび上がるというミステリー調にもなってる。

 つまり、普通のホラー映画よりも描いてることの要素が多いんです。だから、134分もの映画になってしまう。だいたいホラー映画って90分代か100分代で終わりますから。普通はそこまで描いたりしないんです。それくらい濃密な作品だから「怖い」だけでなく、娯楽作品としてしっかり「面白い」 

 ホラー映画とは言ってますがエロ、グロもないし、誰もが楽しめるエンタテイメント作品に仕上がっているのがジェームズ・ワン監督『死霊館 エンフィールド事件』の最大の魅力です。

 

 今年の夏は、絶対これ観たほうが良い!映画館という逃げられない空間で鑑賞することに意味がありますから!見ながらキャーキャー騒いで涼んでください!

 

 低いところから失礼しました。

 

 

 

“必見!新作映画 『死霊館 エンフィールド事件』ネタバレなし感想文 〜今、世界で1番怖い映画を撮る映画監督〜” への 2 件のフィードバック

  1. 斉藤さん(∂ω∂)
    コメント書きに来ましたよー(*≧▽≦)

    こ、怖い⤵️
    画像だったり動画だったりそれが見える度にぶるりました。ポルターガイスト的なのってまぢヤバイですよねー。。。

    夏は涼むためにホラー映画を見ると言いますが、あたしゎ斉藤さんのコラムで涼しくなれそうです✨✨また来ます!!!

    1. わ!大変に遅くなりました!・・・きどガール!!!
      コメントありがとうございます。

      ホラー大丈夫な僕でも椅子から転げ落ちそうになりました…!笑
      映画館も行ってください〜!笑

      夏はホラーのコラム多くなりますが、またお願いしますー

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