読んだら必ず観たくなる

最近「え?映画コラム書いてるのに、◯◯は観てないの!?」と芸人からいじられることが多くなったジャガモンド斉藤正伸です。

低いところから失礼します。

時間がもっと欲しい…

 

「新作映画に備えよ!」シリーズは映画館で映画を観に行く前に、フラっと寄って行ってほしい場所でございます。

 

2016年7月9日に公開を控えたローランド・エメリッヒ監督『インディペンデンス・デイ リサージェンス』に備えるぞ!

IDR_1Sht_CampA_日本0301ol

 

20年前に公開された第1作

これはさ、世代的にすんげー観てた映画……!そうじゃない!?

もうテレビの洋画劇場で流されまくってた。何度も観て、何度も感動したのを子供ながらに覚えてる!そんな思い入れもあるので、この予告編を鑑賞してから、書き殴ろうと思う!

 

 

今回扱う映画はローランド・エメリッヒ監督の代表作!

『インディペンデンス・デイ』(1996)

あらすじと解説

宇宙からの侵略というシンプルかつストレートなテーマを、圧倒的なビジュアル・エフェクツで描き出した、紛れもなく1996年を代表するであろうメガヒット・ムービー。7月2日。何の前触れも無く世界中の上空に姿を現した直径24キロに及ぶ巨大UFO。混乱の中、元戦闘機のパイロットであるアメリカ大統領ホイットモア率いるアメリカ・サイドは、交流を求めるためUFOとの交信を試みる。が、UFOからの容赦ない攻撃が開始され……。

default_89b3e92291bfec9c9811024f3bc4284e

もうずいぶんと見直していなかったので、TSUTAYAで即レンタルし鑑賞!

当時テレビで観てた感覚を取り戻すためにあえての吹き替え版で鑑賞したんだけど……

あれ?なんか違う!!!

違和感を感じて、YouTubeをサーフィンしたら『吹き替えの帝王』シリーズの予告編を発見!(上記のやつね!)

テレビ朝日版の吹き替えの一部を目撃…!

そうだ!!これだ!幼い頃に録画した本作をVHSで何度も何度も観まくったやつだ!

 

「タコ野郎!帰ってきたぜー!!!!」

「今日が人類の独立記念日である」

 

そうそう!この感動だ!間違いない!

残念ながら、レンタルビデオ屋には帝王が置いてないので、もう買ってくれ!!!もう全然違うからね!DVD鑑賞しながら、感動して泣く準備してたのに、全然台詞違うんだもん!まぁ、それでも泣いたんだけど!

 

こんなにテンションは高いけれど、改めて観て冷静になるといろいろあったので、書きなぐりたいと思う。

 

まず、監督のローランド・エメリッヒ(以下、エメちゃん)

彼は1998年にハリウッド版『ゴジラ』の監督であるという日本人にとってはとんでもなく悪名高い監督でもである。本作で子役がキングギドラのフィギアを手にしてるから「ゴジラのオマージュだ!」って思うけど、実はゴジラ自体好きでもなんでもないらしい!そんなんでゴジラのメガホン取るんじゃないよ!

まぁ、そんなことは置いておいてこのエメちゃん。

この世で一番地球を破壊してる映画監督!

一応、本作はSFっていうジャンルにはなるんだけど、ほぼディザスタームービー(災害や大惨事など突然の異常事態に立ち向かう人々を描く映画のジャンル)←ウィキペディアさん、あざっす。

宇宙人の侵略という古典的なプロットなんだけど、人類はその侵略になす術が無くボコボコ状態。本編観ればわかるけど、都市の破壊のされ方は尋常じゃない!ここは今観ても圧巻!宇宙人の登場も少なくて、人類の団結に焦点が当てられてる。エメちゃんはのちのちディザスタームービーの監督みたいな肩書きになっていくけど、この時点ですでにそうです。

都市破壊シーンはやりすぎだよ!って笑えるくらいに豪快だし、クリーチャーはちゃんと気持ち悪くて、コンピューターグラフィックが使われてない生々しいVFXは大好物!そこは文句なし!だけど上記の通り、本作はほとんど群像劇が軸になってるんです。この群像劇、人間描写がちょっと…

宇宙人が攻めてきた時にアメリカ各地でいろんな人間模様が展開していて、映画が終盤に差し掛かるとその人物たちが偶然にも一気に基地に集まったりしちゃうからそういうところは強引だし、ご都合主義。

群像劇だから登場人物内で実は関わってない相手とかも出てくる。だからこそ…誰が誰と何を知っててとかっていう部分が複雑。そういう部分であやふやになってるけど、冷静に考えると「あれ?こいつらいつこんなに仲良くなったんだっけ?」っていう疑問も湧いてくる。

特にこの2人。

51816view005

シールドを張った宇宙船を撃破するために、マザーシップに潜入するというミッションに挑む超キーパーソンズ。性格正反対の2人の掛け合いが良い。直前にウィル・スミスが子持ちの恋人と結婚式を挙げたりするんだけど……ん?この2人はいつ仲良くなった…?100歩譲って仲は良くないとしても、この2人がタッグを組むというよって生じるハレーションが全くない。だから、作戦通りに任務を遂行するだけになってる。こりゃもったいないよね!だったら、右のメガネ(ジェフ・ゴールドブラム)が昔、喧嘩してぶん殴ってしまった仲の悪い大統領とこのミッションに挑んだ方が…面白くなるよね??

つまりさ、あまりにも人物が多くて、風呂敷を広げすぎなんだよね。そのせいで最後の畳み方が雑!慌てて、てんやわんやしながら、なんとか畳んで終わらせてる。これがもうちょっとシンプルになったのがマイケル・ベイの『アルマゲドン』なんでしょうね。

筆者的なワガママなんですけど、こいつにスポット当ててくれ!!と思うのが「タコ野郎!帰ってきたぜ!」を叫んだおじさん。

o0385024911485130438

 

このおじさんは10年前にエイリアンに拉致されてるんです。それ以降で彼の人生は狂っていく。周りからも変人扱いされて、誰もエイリアンの話を信じてくれない!彼の話を聞いていれば、もっと早く手を打てたかもしれないのに…!この人物設定ってスピルバーグの『未知との遭遇』にも似たようなのがあるんです。

『未知との遭遇』の主人公はずっと宇宙人の存在を信じていて、研究に没頭してるんですが孤独なんです。1人ぼっち。誰も彼のことなんて信じないから。けどね、ラストで宇宙人は実在していて、宇宙船で宇宙に連れて行ってもらえるんですよ。もう地球に友達がいない彼にとってそれは「救い」なんです。このラストの良いっすよね。彼を救えるのは宇宙人だけなんです。人類じゃない。孤独だった彼を救ってくれたのは宇宙人だったんです。だから、ほら。チラシのキャッチコピーを観てください。

20140606234945cc2

「We are not alone」

「我々は1人じゃない」

 

人類からしたら宇宙人がいるかもしれないっていう可能性を示唆するコピーでもあるんですけど、翻訳を少し工夫すると主人公についてのコピーなんです。

スピルバーグらしいですよね。宇宙人を脅威としてではなく、希望として描いてる。

『インディペンデンス・デイ』でかつてタコ野郎に拉致されたおっさんと似た状況なんです。誰も信じてくれなかったエイリアンは存在したし、自分の人生をめちゃめちゃにしたエイリアンにリベンジを出来るチャンスが来た訳なんです!このおじさんがエイリアンと戦うべき一番の人物なわけ!このおじさんはクライマックスでパイロットとしてエイリアンに立ち向かい、ある結末を迎えるんですけど……

ここさ〜もっとちゃんと描いてくれよぉ!

観たかったよぉ!一番スポットを当てるべき人物でしょぉ〜!

ここ掘り下げて、もう少し違ったアプローチをしてたら本作は歪な傑作になっていたはずです!もったいない!

結局、いかにもアメリカ万歳映画にまとまってしまってるんですよね。アメリカ人の群像劇にして、みーーーんな凄いよね!アメリカって素晴らしい!万歳!っていう風に思わせる映画にしか見えなくなってる。

だからこそ!!あのおじさんを!!国じゃなくて人物についてもっと描けていれば……

 

……っは!かつて幼い頃は純粋に楽しんでいたのに…気付いたらへ理屈ばっかり……だらだら文句言ってますが、普通に楽しめるから観て損は全く無い!ていうか、これ観ちゃえば、もう宇宙人侵略系映画は観なくても良いくらい代表作なので、是非とも!

 

低いところから失礼しました!

 

コメント

    • J.M.A
    • 2016年 6月 10日

    映画全然詳しくないのですが、すみません。最初の方で女の人とわんちゃんの顔が入れ替わっちゃうところが印象強かった怖いイメージなのですが、この映画であっていますかね?笑笑
    私もおっちゃんのところを詳しく書いた方がいいと思います‼︎親子愛の方ですよね?思い出すと感動しますが、曖昧すぎて本当にすみません。またこのコラムを通して一からちゃんと観たくなりました‼︎書かれている部分にちゃんと注目して観てみたいと思います。

      • saitou
      • 2016年 6月 11日

      J.M.Aさん!コメントありがとうございます!
      本作にわんちゃんは出てきますが、顔が入れ替わるシーンはないですね…笑
      おちゃんは親子愛で合ってます!そうですよね!もっと深く知りたいですよね。なかなかフワッとあのシーンはしちゃってるんで、びっくりします。今見ると。
      新作も公開されるので、ぜひご鑑賞ください!
      またコメントお願いしますね〜

  1. この記事へのトラックバックはありません。