ハリウッド版『デスノート』監督⁉︎ アダム・ヴィンガード

 

低いところから失礼します。

 

アメリカは太っ腹だ。

低予算の映画で「わ!この監督すごーい!」とマークしてると、超大作商業映画の監督に突然抜擢されたりするから、同級生がAV女優としてデビューしてしまったような寂しさもありつつ嬉しい興奮もある。(同級生がAV出たら絶対観るもんね!)

だが、それと同時にその大きなチャンスで大失敗し、2度と大作を任されなくなったりもするパターンもあるので結果次第ではあるのだけど

ともかく、アメリカでは低予算映画で注目され、超大作の監督を任されるケースが多い。

 

今日はそのうちの1人である

アダム・ヴィンガード監督

について殴り書く!

 

ここ数年、アダムちゃん(親しみも込めてアダムちゃんと呼ぼう!)を陰ながらで応援していたんだけど、ビックニュースが舞い込んできた!

どうやらハリウッド版『デスノート』監督に抜擢されたらしい!!!

 

低予算ながら間違いなく傑作を生み出してきたアダムちゃんがついに脱いだ!!

 

好きだった同級生がAVに出るなら、観ないわけにはいかない!

 

というわけで、今からアダムちゃんファンになっても遅くはない!

ぜひこのタイミングでアダムちゃんのことを好きになってもらいたいし、絶対に損はしない!

しかも、このアダムちゃん。

サスペンスやスリラー映画が多いので、今年の夏に家で鑑賞する映画としては最高にピッタリ!

 

ということで、個人的に推している「アダム・ヴィンガード おすすめベスト3」を勝手に発表!(ベスト3も何もアダムちゃんは長編映画まだ3本しか撮ってないよ!)

 

まず第3位!

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『ザ・ゲスト』(原題『The Guest』)

ハロウィン間近、ある家庭に戦死した息子の友人という青年デビッドが現れ、人柄も容姿も完璧な彼を一家は快く迎え入れる。デビッドは家庭内の問題を解決するなどし、家族との距離を縮めていくが、徐々にその隠された裏の顔が明らかになっていく。やがて事態は特殊部隊も巻き込んだ壮絶な銃撃戦へと発展。平凡な家庭が一転して戦場と化す。(映画.comサイトより)

 

アダムちゃんの映画で面白い要素の1つは、ある人物の印象が見始めた頃と観終わる頃で比べると、完全に180度変わってしまうところにある。

この『ザ・ゲスト』はその極め付けでだ。

最初「え?デビットすげーいい奴。こういうお兄ちゃん欲しかったんだよね〜!」って観てるこっちはウハウハしちゃうんだけど、中盤から少しずつ…「あれ?こいつなんだ?てか、デビットで…」とか疑い始めてしまって、ラストはもうてーへんなことになりまっせ。

 

ただ予告編がちょっと大げさすぎる!

「裏がある」「裏がある」ってさすがにうるせー。そこまで驚愕のラストではないので、軽い気持ちで観よう。

真相はちょっとありきたりでチープな感じは否めないが、アダムちゃんの長編映画の中では一番派手なアクションとかあるから楽しめるはず。

 

第2位

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『サプライズ』(原題『You’re Next』)

両親の結婚35周年を祝うために家族10人が集まる。しかし、そこへ突然キツネやヒツジ、トラといった動物の仮面をつけた集団が現れ、次々に家族たちは殺されていくのだが…逃げ場のない密室で予測不能な事態が次々と巻き起こる。(映画.com)

 

アダムちゃんの代表作にもなっている『サプライズ』

「山奥の別荘に楽しみにやってきた集団」という設定の時点で「あ~。みんな殺される映画だ!」と推測してしまう人は多いはず。

その発想を逆手にとった映画が本作だ。

主人公は、大家族に嫁いだ女性エリン。

こういう映画に逃げ惑う女の子は必ず登場する。日本のホラー映画でもそうだ。キャーキャー言いながら逃げる女性の姿が画になる。

本来なら、リア充メンバーがズバズバと殺人鬼に殺され、エリンは逃げ惑う!観客はそこに映画ならではのカタルシスを感じるのだがこの映画は逆だ。

 

なぜならエリンは…

 

サバイバルが得意だったのだ!!

だから、強い!そして、何より肝が据わってるのだ!

 

「なんだよその設定!」ってツッコミたくなる気持ちもわかるが、まあまあ落ち着いて!

 

その設定さえ飲み込んでしまえば、日頃のストレスが吹き飛ぶ超絶娯楽作だ。武器を持ち、余裕をかましていた犯人集団たちが慄いていく姿は最高に気持ち良い!

邦題と予告編通りに「サプライズ」を期待すると肩透かしを食らうので要注意だが、通常の「ペンション殺人もの」映画にひねりが加わっているので、十分に楽しめる作品だ。

家でビールとポップコーン食いながら、わーきゃー言って楽しんでもらいたい。

 

 

1位!

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『ビューティフル・ダイ』(原題『A Horrible Way to Die』)

脱獄し殺人を繰り返しながらかつての恋人のもとへ向かう殺人鬼の現在と、2人が愛し合っていた過去の姿を交錯させながら描く。恋人が殺人鬼であることを知ったサラは自ら警察に通報し、愛を終わらせたが、そのことがきっかけでアルコール依存症になってしまう。一方、サラの通報により投獄されたギャレットは、看守を殺して脱獄。猟奇的で残虐な本能を抑えることができず、殺人を繰り返しながら、かつて愛した女サラのもとへ向かう。

 

公開は『サプライズ』より後になっているが、制作されたのは2010年。

つまりアダムちゃん記念すべき長編デビュー作だ。

最も愛する人間が殺人鬼だったらという設定に加えて殺人鬼が「何のために脱獄し、何のためにサラに会うのか?」が重要なキーとなっている。ラストでそれが明かされる時、唸る!!!

かっちょええ!!!美しい!!!

もし、自分が愛した相手に裏の顔があったらと想像したことは無いだろうか?

少なくとも本作を鑑賞した後、絶対恋人の見方が変わる……。

淡々としているので派手好みの人には物足りないかもしれないが、アダムちゃんの長編の中では一番グロテスクなシーンも無いので、オススメ。

 

アダムちゃんはこの長編3作品で共通するテーマをベースに物語を展開している。

それは…

 

「隣人への恐怖」

 

ここでの「隣人」というのは、身近な人のことをさす。家族、友人、恋人……

人生で出会うたくさんの人々の本当の姿を過去の経歴を、僕たちはどこまで把握して付き合っているのだろう。

 

『ビューティフル・ダイ』では主人公の恋人が殺人鬼だったという「恐怖」

『サプライズ』では殺人鬼3人組にとって主人公の存在がまさに「恐怖」であり、主人公にとっての「恐怖」は真犯人の存在だ。

『ザ・ゲスト』はその極みでいきなりやってきた人間の情報量の少なさが「恐怖」を無限大に倍増させる設定だった。

 

この「隣人への恐怖」というのは誰もが感情移入できるテーマだ。

 

もしも自分の恋人が…

もしも自分の家族が…

もしも隣に住むあの人が…

と日常に起きうる恐怖に置き換えることができるのがアダムちゃん映画の醍醐味でもある。

 

アダム・ヴィンガードという監督は

「隣人への恐怖」というテーマをベースにジャンル映画を進化させてきた新鋭作家なのだ。

 

では…

ハリウッド版『デスノート』

とんでもないアレンジが加えられてない限り、アダムちゃんにとってなんとピッタリな題材ではなかろうか!?

「誰がデスノートを持っているのか」という設定で心理戦を展開するアダムちゃんの姿を想像すると今からワクワクが止まらない!!

今からアダムちゃんの過去作を鑑賞し、ハリウッド版『デスノート』にみんなで備えよう!

 

低いところから失礼しました!

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